沖縄県・宮古島からフェリーで渡る伊良部島。そこの佐良浜地区に残る伝統漁法「アギヤー漁」。昔は沖縄全域で行われていた「追い込み漁」です。現在唯一残るのが佐良浜の追い込み集団総勢12名。海を知り尽くした漁師には誰も敵わない・・・。
「サバニ」と呼ばれる船3隻と母船1隻がチームプレーで獲物(グルクン)を捕えます。グルクン総水揚げ量の多くは、アギヤーで揚がったものだ。サンゴ礁独特の地形を群れをなして常に移動しているグルクンを捕えるには、追い込み漁が一番適しているのだ。
漁場は全てオジィの頭の中にインプットされており、船から見える景色と、潮回り、天候によってピンポイントでグルクンの群れを探し出す。
人間魚群探知機集団だ!!
沖縄の食卓を支える追い込み漁「アギヤー漁」について次回も紹介します。