港を出て30分、サバニがスピードを落とした。周りを見渡すと、他のサバニは見当たらない。海の上には、乗船したサバニ一隻が大きく大きく揺れている。
するとオジーがタンクを背負い、マスクをつけて。
タンク・・・歴史を感じます。
レギュレーターだけぶら下げて海へ消えて行きました。
もちろんオクトパスや残圧計はありません。
水面からもオジーが海中を覗きこみ、
潜っているオジーと暗黙の合図で網を張る場所を決めます。
さっきまで見渡しても居なかった、サバニ二隻と母船が気づけば集まっていて、
「そろそろ始るな」あのアギヤー漁が
オジーの目が鋭くなって・・・・
ついに網の投入・・・つづく